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このようなポジティブ思考が商品化され、ビジネス書の棚を占拠するようになったのは、たかだかここ10年のことであると速水氏はいう。なぜここまで自己啓発本がにん子を呼ぶのかといえば、それはこうした本が知識ではなく「高揚感」を提供してくれる効果があるからだと速水氏は分析する。しかし、「賢い消費者ならポジティブ思考が一瞬のカンフル剤でしかないことにも気づくべきである」とも。


先にも書いたように、自己啓発のもともとのルーツは「宗教」にある。社会の不安感が高まれば、人々は安心を得ようとして、一瞬の高揚感にすがりつく。しかしその高揚感は持続しない。それゆえ、ヒット本に飽きたころに新種の自己啓発本が出てくると、自己啓発的な人々はまたそれに飛びつく。こうして同じような自己啓発本が手をかえ品をかえながら出版され、そのたびごとにそれなりのヒットを生むことになる。このような薬物依存的な構造が、ここ10年の自己啓発本ブームを支えているということなのだろう。

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自己啓発本はなぜ流行るのか? - 京大院生の読書日記 (via raurublock)

(yaruoから)